防犯カメラ 逆光補正 WDR

防犯カメラは、設置場所によって逆光補正が必要な場合があります。よく晴れた日、建物の内部から外部に向けて撮影をすると、暗い部分は黒くつぶれ、明るい部分は白く飛んでしまうことがあります。原因は逆光です。逆光が強い場所に防犯カメラを設置すると、被写体が正確に撮影できません。

そこで防犯カメラには逆光補正の機能があります。逆光補正は、マンションのエントランスや駐車場など建物の内部から外部に向けてカメラを設置する場合に大変便利な機能です。今回は逆光対策に欠かせない、逆光補正機能・種類などを紹介しています。

逆光とは?黒つぶれ・白とびの原因

逆光とは、被写体の背後から照らしている光です。逆光が強い場所では光と影の差が激しくなるため、露出調整が難しくなり被写体が鮮明に映し出せなくなります。逆光で撮影した映像や写真は、暗い部分は黒くつぶれ、明るい部分は白とびの状態になります。

逆光補正とは?仕組みと種類

逆光補正とは、一般的に光に向かった(逆光)撮影するときに、被写体の明るさを補正する機能です。入ってくる光量を自動調節することで明るいところと暗いところが混在する映像も鮮明に撮影できるようになります。

逆光補正機能にはいくつかの種類があります。

  • WDR:ワイドダイナミックレンジ補正
  • BLC:逆光補正
  • HLC:ハイライト補正

防犯カメラ・監視カメラには、WDRによる逆光補正機能が搭載されています。

WDRとは?

WDR(Wide Dynamic Range:ワイド・ダイナミック・レンジ)は、明るい部分と暗い部分を組み合わせることで画面全体を見やすくする技術です。

WDRを表す単位はdB(デシベル)になります。dBは、照度比の対数をとったもので、数字が増えるほど明暗差が高い状況でもはっきりと映すことができます。一般的に防犯カメラであれば、120dB以上あれば十分な補正効果がでます。

◆DWDRとは
WDRにはDWDR(デジタル・ワイド・ダイナミック・レンジ)もあります。フレームの暗い領域を明るくし、見やすい画質にします。DWDRはデジタル処理をするため、補正機能としてはWDRより弱いです。

逆光補正WDR機能の実写映像比較

WDRがOFFの場合とONの場合を比較しています。

WDRがOFFの場合、顔が暗く映し出されています。WDRがONになると、顔が明るく映し出されました。こちらは夜間撮影の比較です。

WDRを夜間撮影に活用することで細部まで鮮明に映し出すことができます。

【動画解説】逆光補正120db

防犯カメラ設置・運用サポートも対応

逆光補正機能を搭載した防犯カメラは、黒つぶれや白とびの対策に大変便利な機能です。朝日や夕日が画面に差し込む場所に設置する防犯カメラ・監視カメラを設置する場合におすすめできます。

当社ではWDRを搭載した防犯カメラ・監視カメラを取り揃えております。「防犯カメラの選び方が分からない」など、防犯カメラに関してご不明な点がある場合はお気軽にご相談ください。

弊社では、お客様のご相談に最適な防犯カメラをご提案するとともに、防犯カメラの設置・運用サポートまで一貫して対応しております。とりわけ当社のカメラ運用システム(レコーダー)は、操作が非常に簡単です。録画した映像から不審者や不審車両を特定するなど、気になる情報をサッと検索できます *。「防犯カメラは設置したけど活用が難しい…」など防犯カメラの運用に不安がある方も安心してご利用いただけます。

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